松江市に花と鳥の楽園「松江フォーゲルパーク松江」というテーマパークがあります。様々な種類の鳥類やあざやかな花を堪能できる施設です。その施設の中に、なんと出雲そば店があります。
松江フォーゲルパークはJR松江駅から車で20~30分くらい。宍道湖北岸を走る国道431号線を西へ向かうと右手に見えてきます。松江市と出雲市を結ぶ一畑電車に乗れば、「松江フォーゲルパーク」駅を降りてすぐ。便利なところにあるので、観光客の方も多いです。
施設内ではペンギンの散歩や、フクロウや鷹などの鳥のショーなどが見ることができ、子どもに人気のテーマパークです。その施設内にある「不昧庵」で、黒皮付きの十割そばを楽しめます。
公式サイトによると、200年前の江戸時代、松江藩七代目藩主の松平治郷(不昧公)が奥出雲を訪れた際、当時の有力者宅で振る舞われたという蕎麦膳を再現したおそばを提供しているとのことです。
さて、私が訪問したのは2019年8月。お盆も過ぎ、施設内のお客さんも少し落ち着いてきた時期でした。ひと通り施設内を見て回った後、午前11時30分頃、店内に入りました。
中は広々としていて、ゆったりと食事をできます。まず入口近くのカウンターでおそばを注文。この日は「山菜とろろそば」をお願いしました。
しばらくすると、番号を呼ばれます。受け取った「山菜とろろそば」は
まずまずのボリュームです。
おそばは
つなぎを一切使わず、水だけでそば粉をこねた、十割そばです。入場料(大人1500円、小・中学生750円)を払わないと食べられない、貴重なおそばです。ちなみに「山菜とろろそば」自体は1000円でした。
味はがっしりとした感じと言えばいいのでしょうか。つゆは濃いめです。ただし、そばの喉ごしも思ったほどは悪くありません。つるつるっという感じではありませんが、ボソボソとした感じもありません。食べ応えがあるおそば、という感じでしょうか。なぜこれだけのおそばを、テーマパーク内で提供しているのか、正直不思議な気がします。
テーマパークを楽しんで、遊び疲れたら本格的なおそば。そんな休日の楽しみ方もいいのではないでしょうか。
不昧庵の情報は食べログにもあります。興味を持たれた方はこちらからどうぞ。